ドコモのケータイ補償サービス、一部対象機種で持込機種(他キャリア機種含む)で契約が可能に
ドコモのケータイ補償サービスが、持ち込み機種での契約にも対応している。
いつから対象になっていたのかは不明だが、ふと見ていたら可能になっていたので紹介しておきたい。
一般的にケータイ補償サービスは、回線契約や機種変更時に、ドコモの販売店から購入した機種に契約するイメージであるが、購入から14日以内でも契約可能で、さらには回線契約がなくても契約が可能となっている。
そして今回、新規契約またはMNPの際に機種購入を伴わずに手持ちのスマートフォンでケータイ補償サービスへの契約も可能となっている。
・お持込機種での「ケータイ補償サービス」のご提供内容について|NTTドコモ
あくまでドコモの回線契約が必要になるので、ドコモ回線がない場合は提供されない。
加入可能期間は、新規契約またはMNPでのドコモ回線契約と同時および14日以内となっている。
加入はドコモショップ/d garden/ドコモ取扱いの量販店/一般販売店店頭で、電話機の正常な状態を確認できた場合に限られる。
月額料金は機種によって異なり、550円/825円/1,100円となる。
利用時の負担金も機種によって異なり、8,250円/12,100円となる。
対象機種は、ドコモの指定機種となっているので、何でも良い訳ではない。
持ち込み機種の分類は以下の2つに分かれる。
併せて対応サービスも以下。
ドコモで購入された電話機
補償対象端末 | Android | iOS | メーカーブランド | |
---|---|---|---|---|
交換電話機のご提供 | 〇 | 〇 | 〇 | |
店頭交換サービス | × | × | × | |
交換電話機補償対象 | 故障・水濡れ・全損・破損 | 〇 | 〇 | 〇 |
紛失・盗難 | × | × | × | |
修理代金サポート (預かり修理) | 〇 | 〇 iPad除く | 〇 | |
あんしんパックモバイル | 〇 | 〇 | × | |
電池パックあんしんサポート | 〇 | × | × | |
ケータイデータ復旧サービス | 〇 対応機種のみ | 〇 対応機種のみ | 〇 対応機種のみ | |
ケータイお探しサービス | 〇 | 〇 iPad除く | × |
こちらはドコモを一旦解約やMNPなどして、回線契約はないが本体だけが残っていて再度契約、ドコモのスマホなどを単体購入して、後日ドコモ回線を契約する場合などだろうか。
対象機種は、ここ3年くらいで発売されたものに限られる。Xperiaだと2019年発売のXperia 1が該当する。AQUOSだとAQUOS R3だ。
なお、メーカーブランドは、PDFファイルによるとPixel 3aの事となるようだ。
交換サービス利用時も在庫があれば同一機種での効果になると思われる。
他社で購入された電話機
補償対象端末 | Android | iOS | |
---|---|---|---|
交換電話機のご提供 | △ ドコモ指定の同等品のご提供 | 〇 | |
店頭交換サービス | × | × | |
交換電話機補償対象 | 故障・水濡れ・全損・破損 | 〇 | 〇 |
紛失・盗難 | × | × | |
修理代金サポート (預かり修理) | × | × | |
あんしんパックモバイル | × | 〇 | |
電池パックあんしんサポート | × | × | |
ケータイデータ復旧サービス | × | 〇 対応機種のみ※3 | |
ケータイお探しサービス | × | × |
他社で購入した機種でも契約可能となっている。
しかし、こちらも対象機種でなければならない。対象機種は以下。
こちらも2019年頃からの機種が対象となっており、Pixel 4a以降、OPPO Find Xシリーズ、LEITZ Phone 1など、ドコモが販売していない機種も対象となっている。
auやソフトバンクの他、ワイモバイル、UQモバイル、ワイモバイルの機種も対象となっている。
ただし、対象機の中にはドコモのプラチナバンドなどに対応していない機種もあるので、ドコモのネットワークで快適に利用できるかどうかは、各自で事前にしっかり確認しておきたい。
iPhoneやiPadも対象になっているが、これらは特に心配しなくて良いだろう。
注意が必要なのは、Androidの場合に交換サービスを利用する場合、「ドコモ指定の同等品のご提供」となる。
今使っているものがそのまま交換される訳ではない。ドコモで他社の機種の在庫を持っている訳ではないので当然だろう。
XperiaやAQUOSなど、大手3キャリアなどでも販売されている機種ならそのドコモ版に交換されるような気もするが、ここ数年のPixelシリーズや他キャリアの独占販売機種などはどの機種に交換可能となるのか気になる所だ。
一方、対象となっているiPhoneやiPadは、国内販売分に関しては同一モデルなので、特に問題ないだろう。
ちなみにiOS機種の方が対応サービスが多くなっている。
今ドコモの機種のみ持っていたり、他社で使っている機種そのままでドコモをSIMのみ契約を検討している人は、じっくり確認してみてはどうだろうか。
・お持込機種での「ケータイ補償サービス」のご提供内容について|NTTドコモ