ソフトバンクでも中古端末のSIMロック解除が可能に、ただし店頭手続きのみで手数料3,000円、1日2台まで〜Android端末は対応周波数帯に注意
以前紹介したドコモ同様、ソフトバンクでも中古端末のSIMロック解除が可能になった。
・ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除|ソフトバンク
ただし、中古端末販売店で購入 または 知人・友人などから譲渡されたソフトバンク製品を利用中の人は、SIMロック解除がソフトバンクショップのみに限られる。さらに1日2台までという条件も付く。
中古端末以外も含めた全般的な受付条件として、
- 2015年5月以降に発売された機種(SIMロック解除機能を搭載したものに限ります)のSIMロック解除は、購入日(当社システムにて記録されている販売日など)より101日目以降の場合に受付可能です。
- 以下3つの条件すべてに当てはまる場合は、機種購入日から100日以内の場合でもSIMロック解除の手続きが可能です。
- 2017年12月1日(金)以降に、機種変更前の対象回線でSIMロック解除を行ったことがあること
- 前回のSIMロック解除受付日から101日目以降であること
- 前回のSIMロック解除を行った機種が2015年5月以降に発売された機種であること
- 製品の分割支払金/賦払金を一括精算した場合や、製品を一括購入された場合は、機種購入日から100日以内でも受付可能です。ただし、下記キャンペーンを利用して購入した製品の場合、機種購入日より100日間は、SIMロック解除のお手続きができません。
- 一括購入割引
- 機種購入サポート
- 安心遠隔ロックなど製品の機能を制限するサービスをご利用の場合は、これらのサービスを解除後にお手続きをさせていただきます。
- 対象の製品に故障や水濡れがある場合は、SIMロック解除のお手続きができません。故障修理などが完了してからのお手続きとなります。
- ネットワーク利用制限製品については、解除のお手続きをすることができません。
- SIMロック解除(My Softbankでの解除キー発行を含みます)後は、SIMロックがかかった状態に戻すことや、解除手数料の返金はできません。
※中古端末販売店で購入 または 知人・友人などから譲渡されたソフトバンク製品をご利用中のお客さまの受付はお一人さま1日2台までとなります。
ソフトバンクショップでの受付は、本人確認書類の持参が必要で、解除手数料3,000円が必要となる。
ソフトバンクの契約があるからといって、オンラインで解除できる訳ではなさそうだ。
ちなみにドコモは中古端末でも条件に合致しており、dアカウントがあればオンラインのMy docomoから解除できる。
・ドコモ、中古端末のSIMロック解除受付開始、2015年5月以降発売分はオンラインで無料手続きに対応、それ以前はドコモショップにて手続きに
ソフトバンクでSIMロック解除可能な端末の一部は以下参照(Androidタブレット、モバイルWi-Fiルータなどは上記のリンク先から参照)。
中古端末販売店などではソフトバンク端末はドコモより安めに販売されているので、ショップでのSIMロック解除料3,000円を含めても安い場合があるかもしれない。
ただ、SIMロック解除した中古端末がドコモやauなどで、それなりに快適に利用できるかは、必ず確認が必要だ。
国内で出回っている端末は、ドコモでもauでも自分が持っている端末のように問題なく利用できると思っている人は注意が必要だ。
特にAndroid端末の場合、自社の対応周波数帯と海外向けの周波数帯に対応しているだけの場合があり、他キャリアでも重複する周波数帯しか恩恵がない場合もあり、地下や奥まった場所では繋がりにくい可能性も出てくる。
また、ほとんどの機種では他社のSIMカードを挿せば勝手にデータ通信が可能になる訳ではない。APN設定が必要になる事が多いため、その辺の確認方法や理解も必要となる。
SIMカードを挿せば勝手に繋がると思っている人は注意が必要だ(通話は設定なしでも可能)。
対してiPhone、iPadの対応周波数帯は、国内キャリアの主要周波数帯をほぼカバーしている(最新モデルになればさらに増える)のでそれほど問題ない。APN設定も大手キャリアで利用するのであれば、SIMカードを挿せば設定なしにそのまま利用できる。
ただ、MVNOに関しては構成プロファイルをインストールする必要がある事が多い。
SIMロック解除できるようになったのは喜ばしい事だが、Android端末の周波数帯の問題など、他社で利用の際に色々事前に確認しておく事が必要だ。
その辺を確認、理解できる知識がある人でないと利用は少々難しいのではないかと思われる。
中古端末になればバッテリーの状態も心配だ。