au、災害救助法適用地域ではデータチャージが無料で利用可能〜ただしピタットプランの上限未満で制限なしでの利用は対象外
先日の台風19号において、ドコモは災害救助法が適用となった地域では、10/31(木)まではデータ通信の速度制限なしで利用可能となっている事を紹介した。
・ドコモの災害救助法適用地域でのデータ通信速度制限解除について、ギガライトなどの段階制プランは10/12(日)までのデータ量の料金で10/31(木)まで制限なしで利用可能
なので、au(KDDI)でも同じような措置が取られているのか思い調べてみたところ、以下のリンクが設けられていた。
その中に、「データチャージご利用料金の無償化について」の案内もあり、以下のように記載されていた。
データチャージご利用料金の無償化について
対象地域のお客さまの緊急的な防災情報などの収集を支援するため、2019年10月13日より2019年10月31日までの間、対象のデータ定額サービス/料金プランでの月間データ容量超過後にデータチャージされたご利用分について、そのご利用料金を無償化※します。
※2019年11月以降のご利用分からの減算となる場合があります。
1.対象地域
「令和元年台風第19号に伴う災害にかかる災害救助法」の適用地域
2.対象のお客さま
対象地域に契約者住所または、請求書送付先住所が所在するお客さまで、以下の「データ定額サービス」または「料金プラン」にご加入のお客さま
対象機種 対象のデータ定額サービス/料金プラン スマートフォン(4G LTE) ケータイ(4G LTE)
新auピタットプラン auピタットプラン
auピタットプラン(s)
auフラットプラン5(学割専用)
auフラットプラン7プラス
auフラットプラン20/30
auフラットプラン25 Netflixパック
データ定額1/2/3/5/8/10/13/20/30
データ定額1/2/3/5/8/10/13(ケータイ)
LTEフラット
ジュニアスマートフォンプラン
シニアプラン
LTEフラット cp(f・2GB)
U18データ定額20
データ定額1cp/3cp/5cp
データ定額1cp(auスマホはじめるプログラム専用プラン)
データ定額cp(0.8GB)
LTEフラット cp(1GB)4G LTEタブレット タブレットプラン ds(3年契約)/(3年契約/L)
タブレットプラン ds(2年契約)/(2年契約/L)
タブレットプラン cp(2GB・3年契約)
LTEフラット for Tab/Tab(L)
LTEフラット for Tab(i)
LTEフラット for Tab ds/Tab ds(L)
LTEフラット for Tab(i)ds
※2019年10月12日時点(ただし、13日以降に災害救助法の適用が拡大された地域については、当社所定の日とします。)のお客さまのご契約情報に基づきます。
※2019年10月13日以降の月間データ容量超過により速度制限がかかった後にデータチャージされたご利用分が無償化の対象です。
※本件により無償化対象としたデータチャージについては、購入手続き時やデータチャージサイト等で表示されている期限に関わらず、2019年11月以降、順次ご利用いただけなくなります
※名称に(V)または“N”がつくプランを含みます。
※安心アクセスやweb利用制限をご利用のお客様など、データチャージの登録ができない契約状態のお客様については対象外となります。
※3Gケータイ、3Gスマートフォンは、従来より、契約プランごとのデータ容量上限がないため、超過時の通信速度の制限はありません。
※お客さまのご利用が集中する状況においては、通信速度が低下する場合があります。
「データ定額サービス/料金プランでの月間データ容量超過後にデータチャージされたご利用分について、そのご利用料金を無償化します」とあるので、無料で利用できるというような意味ではあるが、あくまで「データチャージ」での購入が無償となる。
データチャージはデジラアプリなどで行える。
デジラアプリから「ふやす」からチャージ容量を選択して実行できる
自分は新auピタットプランとauピタットプランなので、ドコモのギガライトやベーシックパックのように、10月12日時点での利用量の料金で、その後も制限なしで利用できるのかと思っていたが、ピタットプランのデータ量の段階(ステップ)が上がる事はデータチャージではないので、普通に利用した分だけ料金が発生する事となってしまう。
ここはauでも確認を取ってみた。
デジラアプリのチャージ画面でも、ピタットプランなのでデータチャージ(追加購入)せずに利用できる旨が記載されている。
なので、ピタットプランでは上限の容量に達した時に、データチャージをした分だけが無料になるのだろう。データチャージ自体が使えない訳ではない。料金に関しては、新旧含むピタットプランの上限分まで発生する思われる(その他、通話プラン料金やオプション料金ももちろん発生する)。
これがフラットプランなどの場合は、利用できるデータ量が固定で決まっているので、それを超過した時にデータチャージした分が無料になるのだろう。こちらは料金に変動がないので分かりやすい。
auのピタットプランの場合、ドコモのギガライトやベーシックパックなどと違い、ある時点でのデータ量の料金までで制限なしで利用という訳にはいかないが、上限まで利用すると通信速度が送受信最大128kbpsに落ちてしまうので、地域によっては高い安いなど言ってられない場合もあると思うので、一定料金で歯止めがかかるのは、ありがたいのではないだろうか(できればドコモのような措置でだと良かったが)。