ドコモ、8/27(金)以降発売の機種からSIMロックなしでの販売に、iPhone 13もロックなしで販売
ドコモは8/27(金)以降に新たに発売される機種において、SIMロックされていないと案内している事を確認した。
少し前の話になるが一応紹介しておきたい。
以下、抜粋。
2021年8月27日(金曜)以降に新たに発売される機種をご購入されるお客さまへ
2021年8月27日(金曜)以降に新たに発売される機種をご購入される場合は、SIMロックが設定されていないため、SIMロック解除の手続きは不要です。
なお、機種ごとの対応周波数帯については、本ページ下部にある「ご注意事項」内のPDFもしくは各機種のスペック詳細よりご確認ください。<ご注意事項>
ご注意事項→他社のSIMカードをご利用いただく際の動作保証について<各機種のスペック詳細>
ホーム→製品→該当機種→スペック→スペックの詳細を見る
あくまで「8/27(金)以降に新たに発売される機種」からなので、既に発売している機種を購入しても、条件によってはSIMロックが掛かったままである。
ちなみに8/26(木)以前は、条件によってSIMロック解除されて販売されるかどうかが決まる。
以下、抜粋。
<ドコモの回線契約を伴うお客さまの場合>
当該機種を一括払いでご購入された場合
当該回線または一括請求の代表回線において、ドコモの携帯電話のお支払い方法をクレジットカードに設定いただいた場合<ドコモの回線契約を伴わないお客さまの場合>
当該機種を一括払いでご購入された場合
「スマホおかえしプログラム」を適用し、当該機種の分割支払金のお支払い方法をクレジットカードに設定いただいた場合
以前からも、一括払いならSIMロック解除されたまま渡してもらえて、別に解除条件が厳しいものであったという訳ではなかったが、8/27(金)以降はどのような買い方でもSIMロックされている事はない。
今回の対応は、10月からSIMロックが原則禁止になる事から、それに先駆けて実施されるものとなる。
以前よりiPhone SE(第2世代)の一括特価が行われており、その理由がSIMロック禁止になるための在庫処分と思っている人も一部でいるようだが、別に8/26(木)以前に販売されている機種は、内部にSIMロック関連の部品などが埋め込まれているというものでもない。ネットワーク側の問題である(はずだ)。
それなら他の機種も特価で売らないといけない事になる。
なので、キャリアなりアップルなりの事情で安売りしているのだろう。
また、今回の対応により、9/24(金)に発売予定のiPhone 13シリーズではSIMロックなしでの販売になるという。対応周波数もこれまでのiPhoneと同じなら、SIMフリー版と何も変わらず使えるはずだ。
SIMロックについては、10月から原則禁止となるが、ドコモでは9月24日の発売時点でSIMロックをかけていない状態で提供するという。
・ドコモ、「iPhone 13/mini/Pro/Pro Max」と「iPad(第9世代)」「iPad mini(第6世代)」17日予約開始、24日発売|ケータイWatch
これまでもMy docomoなどで手続きすればSIMロックが解除できた訳であり、少々面倒であるがそう難しくはなかった。これからは最初からロック解除されている事で、今までSIMロック解除に関心のなかった層が他社へのMNPを検討し、乗り換えが活発になるのかどうか気になる所だ(個人的にはならないと思っているが)。
今回は発売間近のiPhoneについて触れたが、Androidも既にGalaxy Z Fold3 5G/Flip 3 5Gが、10月に発売が予定されている。
ただ、Androidの場合、SIMロック解除されていても対応周波数は基本的に販売元のキャリア(今回の場合ドコモ)にチューニングされており、他社のプラチナバンドには対応していない事が多いため、他社で利用の際は注意したい。
以下、参考。
・【注意】キャリア販売のスマホをSIMロック解除しても全キャリアの周波数帯が使える訳ではない
Androidのスマートフォンはキャリアが調達して自分たちの製品として販売しているケースがほとんであるが、iPhoneに関しては、アップルの製品をそのまま販売しているだけなので、キャリアの手が入っていない。あくまでiPhoneはアップルの製品なのだ。
そのため各サービスはキャリア側が対応する必要がある。ネットワークに関してもキャリア側がiPhone向けに調整しているという。
これが同じくキャリアの手が入っていないPixelの場合、どこまで細かく対応しているのか気になるところだ。