ドコモのカードケータイ KY-01L、「あんしんフィルター for docomo」に非対応のため未成年は購入不可〜デバイス種別などの注意点も
これまでモックや実機の紹介をしてきたドコモのカードケータイ KY-01Lだが、11/22(金)発売が決定しており、ドコモのオンラインショップでは予約受付が行われていたが、現在は予約可能ではあるものの既に入荷未定となっている。
注目度が高いのか初期入荷が少ないのかは分からないが、当日入手を検討しているなら、店舗で購入する事になるだろう。
気になったのが、ドコモのオンラインショップに注意書きがあった事だ。以下の青枠部分だ。
以下、抜粋。
(未成年のお客様への販売について)
本機種は「あんしんフィルター for docomo」に非対応(青少年インターネット環境整備法上のフィルタリング提供義務を履行できない)となるため、青少年(契約者様が20歳未満もしくは利用者様が18歳未満)のお客様はご購入いただけません。
購入不可の理由が、あんしんフィルター for docomo」に非対応が理由のため、実店舗であっても未成年は契約できないかもしれない。
正当に購入するなら、保護者名義で購入してもらうしかない事になるのだろうか(18歳未満は契約者が保護者でも利用者情報登録を行うと購入不可?)。
また、本機は「スマートフォン」ではなく「ケータイ」のカテゴリに位置付けられるため、iモード対応のケータイではなく、スマートフォン同様、「SPモードに対応した」ケータイとなるので、iモードは非対応だ。
そのため、FOMAの料金プランは利用できないので注意が必要だ。
通話プランは「ケータイ用」のカケホーダイプラン(2,200円/月)、カケホーダイライトプラン(1,200円/月)、シンプルプラン(980円/月)から選ぶこととなる。
さらに、カケホーダイ系の2つのプランは、料金がスマートフォン用より安いからといって、スマートフォンやタブレットに本機のSIMカードを差し替えて利用すると、スマートフォン/タブレット向けの基本使用料((2,700円/月)または(1,700円/月))が適用となる。
節約して利用できると考えた契約者を嘲笑うかのようにドコモの対策はばっちりである(ドコモ側からすれば正当な理由なのだろうが)。
以下、抜粋。
【基本プランについて】
本機種のデバイス種別は「ケータイ」となり、カケホーダイプラン(ケータイ)をご契約の場合、基本使用料は2,200円/月とな り、カケホーダイライトプラン(ケータイ)をご契約の場合、基本使用料は1,200円/月となります。 ただし、月途中にドコモUIMカードをスマートフォン、タブレットなどに差し替えて利用した場合には、スマホ/タブ向けの月額基本使用料が適用されます。
既にドコモでは、シンプルプラン契約のSIMカードをタブレットで使用すると、カケホーダイライトプラン用の料金の差額を取られるようになっている。
他キャリアのSIMロック解除または元々SIMフリーのスマートフォンやタブレットが、どのような判定になるかは不明だが、ドコモの取り扱い機種では確実に対策されているだろう。
他にも以下の点に注意が必要だ。
本機種では従来機種とは異なり、以下の場合においてパケット通信が有料、または従来機種よりも通信量が多くなります。 パケット定額サービスなどに加入することを強くお勧めします。
<従来機種では無料だったが、本機種ではパケットが有料となるもの>
・dメニューの閲覧(従来機種におけるiMenu、らくらくiMenu)
・ソフトウェアのアップデート<従来機種よりもパケット通信量が多くなるもの>
・WEBの閲覧※1※ ドコモからの重要なお知らせ(SMS)は無料です。
※1 WEBページ閲覧においても、従来機種よりパケット量が多くなります。
本機でもソフトウェア更新が来るのは意外であるが(当たり前といえば当たり前であるが)、モバイルデータ通信での更新は有料となる。ただ、Wi-Fiも利用できるので、そちらで行うと無料で更新できる。
以前も書いたが、ドコモメール、メールアプリ、アプリダウンロードには非対応となる。
これ1台で生活するのは、余程携帯電話の利用が少ない人以外、中々辛いと思われる。
今回の購入に関しては、学生などの若者は注意が必要だ。
・カードケータイ KY-01Lご購入にあたっての注意事項(PDF)