SIMフリーで128GB、デュアルSIMなどプロ仕様に強化した15万円超のXperia 1 Professional Editionをちょっと見てきた
先日発表され、10/25(金)に発売となったXperia 1 Professional Editionの実機を少し見る事ができた。
映像制作、報道現場、eスポーツ向けが色濃いが、ストレージはキャリア版より2倍の128GB、デュアルSIM仕様など気になる部分はある。
基本的な部分はキャリア版と同じではあるが、気になった部分を紹介。
143,000円+税で157,300円となりiPhone 11 Proの中容量以上の価格に匹敵する
Xperia 5/8とは違いPOBox Plusはプリインストールされている
ホワイトバランス設定画面
キャリア版にもプリインストールされているアニメーションする壁紙だが、本機では横向き対応となる
横向きマルチウィンドウは画面比率の変更ができない。Xperia 5/8は可能なのでソフト更新で対応して欲しい。
キャリア版と同じくYouTubeアプリでは2160p60 HDR再生に対応する。いわゆる4Kが60フレームでHDR再生できる
画面左上のGame enhancerのアイコンはフローティング方式だ。Xperia 5だとプルダウン方式も選べる
メモリは6GBと変わらず。4GB程使用されていた。キャリアアプリは入っていないので快適に使えるのだろうか
注目の1つである128GBストレージ。24.51GB利用されていた。こちらもキャリアアプリがないおかげで初期消費容量は少なめなのだろうか
実機にはSIMカードが入っていないため残念ながら各項目の選択はできなかった。SIMカードの各項目はご覧の通り
同じくモバイルネットワークも項目がグレーになっており選択不可能
先日も書いたが、本機の対応周波数は各キャリア版の良いとこ取りなどではなく、海外モデルがベースになっていると言われている。
そのため国内で利用されている1.5GHz帯(Band 11/21)や3.5GHz帯(Band 42)の4Gは非対応となっている。キャリアアグリゲーションの組み合わせや最大通信速度などもキャリア版より遅い(それでも十分速いと思うが)可能性もあるので注意したい。
ホームページに記載されている4Gの対応周波数は以下。
◆LTE (FD)
Band 1, 3, 8, 19, 26, 28
◆TD-LTE
Band 41
ドコモやソフトバンクのプラチナバンドは対応しているが、auはBand 26が繋がれば一先ず大丈夫だが確認が必要だ。
さらにベースモデルの関係からか、ワンセグ・フルセグ、おサイフケータイ(FeliCaは非対応)となる。
報道現場向けも謳っているのにテレビ機能が非対応なのは中々チャレンジングではないだろうか。
その他の詳細な仕様は以下から。
特定分野に絞った感もあり非対応機能もあるため、普通に使いたい人にとっては価格の割に中々手放しで喜べる機種ではない気はするが、次にいつ国内でSIMフリーやデュアルSIM対応のXperiaが出るかは分からないので、熱心なXperiaファンは購入しておいた方が良いのではないだろうか(意外とあっさりXperia 5/8のSIMフリー版が出るかもしれないが)。
販売はオンラインのソニーストアや、全国の店舗のソニーストア(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)でのみとなる。
実機展示もされているので、気になる人は納得するまで確認してみると良いだろう(正直人が殺到するような機種でもない)。
個人的にはもう少し値下げを期待したいところだ。
ソニーストアでの購入は以下から。