Xperia 1 Ⅲ、ドコモ/au/ソフトバンクからも販売、メモリ12GB/ストレージ256GB/ミリ波/ポップアップ表示/おすそわけ充電にも対応

先日ソニーから発表された(ソニー・モバイルではなくなった)Xperia 1 Ⅲだが、auとソフトバンクでは既に販売する事を案内されていたが、ドコモも発表日の深夜に近い時間に取り扱いを発表した。

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ドコモとauではXperia 10 Ⅲも発表されている。

 

今回気になった部分を挙げてみたい。




分かりやすい特徴と言えば、カメラだと思うが、詳しい事はよく分からないので詳しい人の記事を参照して頂きたい。
スマートフォンとしては初の可変式望遠レンズを搭載する。

また、通常のカメラアプリがなくなり、詳細な設定が可能な「Photography Pro」に統一される。
しかし、これまでのカメラモードも「BASICモード」として組み込まれるようになった。

カメラボタンもエンボス加工となり、押しやすくなりそうだ。

 

ディスプレイはこれまでの4K相当の解像度に加え、Xperia 5 Ⅱの様にリフレッシュレート120Hz駆動に対応した。
スクロールが滑らかに動くと思われる。最初は効果を体感できると思うが、慣れるとそうでもなくなってくるだろう。
自分も120Hz駆動のiPad ProやAQUOS R2 compactで利用していたが、効果を実感するのは非対応機種を触った時という面もある。
加えて、最大240Hzの高速タッチ検出にも対応する。

これまでのプロ仕様Xperiaの様に、ソニー製マスターモニターを基準に色温度を個体毎に調整して出荷されるという。

 

今回新たにポップアップウィンドウにも対応する。

 

 

一部メーカーでは既に同じ様な機能が搭載されている。かつてはXperiaでもスモールアプリとしてポップアップでブラウザや電卓など小さく画面上に表示できる機能があった。
現在のXperiaは21:9と縦長なので、後ろの表示内容についてもそれ程視認性を阻害せず利用できるのではないだろうか。
マルチウィンドウ利用時にも利用できるとも書かれている。




個人的にはXperi Ⅱ世代辺りでもアップデートで利用できるようになって欲しい。

そして、Xperia XZ3から搭載されていたサイドセンスだが、今回フラグシップモデルの1シリーズでもとうとう画面端をダブルタップさせて起動させる方式ではなくなり、画面内のバーをタップする方式に変わってしまった。

 

よく使っていた人は若干これまでと使い勝手が変わると思われるので、最初の内は慣れないかもしれない。
バーを長押しすればフローティングアイコンに変更して自由に配置することもできる。これは最新バージョンの1 Ⅱや5 Ⅱでも可能だ。

 

オーディオ面では引き続きイヤホンジャックも搭載される。
本体のステレオスピーカーは、1 II比で約40%向上し、低音性能もアップしているという。

360 Reality Audioや360 Spatial Sound、さらに進化したDSEE Ultimateも搭載する。

 

本体デザインに関しては、SIMフリー版Xperia 1 Ⅱのみの特別色だったフロストブラックが引き続き採用されており、他のグレーもパープルもフロストという名称が冠されるようになった。マットで指紋が目立ちにくくなる。
ちなみにフロストグレーはキャリアではドコモだけの取り扱いとなる。
auは1 Ⅱでパープルを取り扱わなかったが、今回は採用している。

 




5Gでは遂にミリ波に対応し、ソフトバンクではスマートフォンとしては初対応とも謳っている。

ソフトバンクからもXperia 1 Ⅲが登場、対応周波数も既に案内〜5Gミリ波に対応/他社のプラチナバンドは非対応

CPUはSnapdragon 888だ。
メモリは12GB、ストレージは256GBとSIMフリー版Xperia 1 Ⅱと同等となっている。まだ何も発表されていないが、SIMフリー版が発売の場合、さらに増量もあるのだろうか。

そして、1 Ⅱのキャリア版を最後に搭載されなくなったワンセグ/フルセグがとうとう非搭載となった。これで主だった機能でキャリア販売分にだけ対応している機能というのもなくなったのではないだろうか(SIMフリー版ではメモリやストレージの増量があるのかもしれないが)。
差がないなら、まだ何も案内がないがきっといつか出るだろうSIMフリー版の方が良いという考え方もできる。きっとデュアルSIMも対応だろう。ただし、待てるのであればだが。
逆にデュアルSIMにこだわりがなければ、機能的にもキャリア版でも大きな差がないと思われる。
安く購入できるのであればキャリア版でも良いのではないだろうか(キャリアアプリやロゴに抵抗がない人は)。

 

バッテリーも4,500mAhに増量されている。30W急速充電対応ACアダプターで充電する場合、30分で約50%の急速充電が可能になるという。

また、ワイヤレス充電では他のデバイスに給電するおすそ分け充電も新たに対応した。

 

GalaxyがS21のUltra以外のモデルでスペックを下げてきたが、Xperiaは順当に強化されている。
嬉しい反面価格が心配になってくる。




これまでの傾向として、発売時の価格は安い順に、ドコモ、au、ソフトバンクとなりそうだが、auやソフトバンクはしばらくしたら値下げになると思われる。
SIMフリー版が出るのであれば、最初はauと同等、ソフトバンク未満と予想するが、こちらもしばらくしたら値下げがあるかもしれない(1 Ⅱは値下げ済)。
対してドコモは値下げしないまま販売終了となりそうだ。
現在1 Ⅱでは機種購入特典として3.3万円引きされているが、通常価格の値下げではなく、あくまで割引のような扱いだ。

とはいえ、最安になるだろうドコモでも12万円以上は覚悟しなければならないかもしれない。ネットでは15万になるとも聞こえてくる。

3キャリアとも6月中旬発売となるので、まだ価格の案内は先になるかもしれないが、そろそろ夏モデル発表の時期でもあるので、もしかしたら意外と近い時期に詳細が分かるかもしれない。

また、何より早期のSIMフリー版の登場も期待したい。
SIMフリーの1 Ⅱは、キャリア版の登場から半年程での登場であったが、今後はSIMフリーにも力を入れると勝手に思ったので、5 Ⅱでは3ヶ月程で出るのかと思ったら、結局キャリア版の発売から半年程経っても音沙汰がない。
まだ日本では販売未定となっているが、5 Ⅲが発表されてしまった。

キャリア版の方が数は出るのだろうが、AQUOSは割とSIMフリー版が早く出ているので、ソニーにも期待したい。
発表されても発売までの期間が短縮される事も併せて期待したい。

 



 

 

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