AirPods Proを買いました、音質面以外で気付いた事を紹介〜iOS 13.2より古いiOSデバイスやAndroidでも一部機能は利用可能

先日アップルから突如発表され、注文したAirPods Proが無事に手に入った。

音質に関しては、様々なところでレビューされているので割愛するが、自分も持っているWF-1000XM3よりも付け心地は快適で、充電ケースのコンパクトさに驚かされる。
また、こちらももよく言われているが、外部音取り込みモードの凄さにも驚かされる。ノイズキャンセリング機能も全然悪くないと思う。ちなみに以前のAirPodsでは騒がしい駅のホームで全く聞こえないという事もあった(まだAirPods Proでは試していないのでどこまで効果があるのかは分からないが)。

WF-1000XM3とで迷っている人がiPhoneやiPadを中心に利用するのであれば、AirPods Proの購入をお勧めする。使い勝手はAirPods Proに軍配が上がると思っている。

以下、音質以外で気付いた点や気になった点を思い付いたものだけ挙げてみたい。

 

まず、以前のAirPodsを持っている人が、説明などを見ずにこれまでと同じような感覚で操作(再生コントロール)しようと思うと若干困るかもしれない。自分も少し躓いた。

AirPods Proの基本的な操作は以下。


ここは確認したのだが、初めは操作に戸惑ってしまった

AirPods Pro 仕様|Apple

以前のAirPodsは本体をタップしてコントロールするのだが、今回からステム(棒(軸)の部分、AirPods Proでの説明ではそう呼ばれている)を押す事によって切り替えを行う。
以下の赤丸部分がフラットになっており、そこが目安となる。

注意が必要なのは、タップするのではなく押し込む事で反応する。iPhone 7や8でのホームボタンのようなものであり、押した時に反応があるような仕組みになっている。また、再生のオンオフなど何かしら設定が切り替えられた時は音が鳴るのでそちらでも認識できる。

AirPods Proはアクティブノイズキャンセリング搭載であるが、常時ノイズキャンセリング状態ではなく、再生環境を切り替えられる(ノイズコントロール)。切り替えは同じくステム部分を今度は長押し(タップではなく押し込み)する事で、

・ノイズキャンセリング(ボンッと低音が鳴る)
・なし(軽やかな高音(他2つの中間の音))
・外部音取り込みモード(高音で弾けるような音が鳴る)

の3つから選択できる。それぞれに切り替えた時に今どのモードなのか画面でも分かる他、切り替え時に聞こえる音も異なるのでで、そちらの音も覚えておくと良いかもしれない。

また、デバイスから一旦切断(ペアリングの削除ではない)して、再接続した時にも以前のモードを記憶してくれている。

また、こちらも既に紹介されているが、「イヤーチップ装着状態テスト」という項目があり、一定時間音楽が流れ、問題があればイヤーチップのサイズ変更を勧められたりする。このような仕組みはソフトとハードを一緒に作っているメーカーの強みなのだろうか。

  
iPadOS 13.2での画面。コントロールセンターからノイズコントロールの切り替えも可能だ

この画面はiOSのバージョンなのか機種によってなのか表示画面が異なる。

接続性の部分については、WF-1000XM3がしばしば右耳のイヤホンが途切れるので、1度ケースに戻して着け直したりするのだが、AirPods Proはそのような事象には今の所遭遇していない。しかし、たまにイヤホンの片方で遅延が起こるのか、響くような聞こえ方になってしまう時がある。

また、イヤーチップはSとLが別途付属しており、Mは本体に既に装着されている。交換してみようとしたが、引っ張るとちぎれそうだったので、そのままにしてあり(着けるのは簡単らしいが外すのはかなり力を入れないといけないらしい)。

また、付属するケーブルは「Lightning – USB-Cケーブル」のため、アダプタがUSB-Cタイプのものでないと使えない。

なので、アダプタの差し込み口がUSB-Cタイプのものを持っていないと使えない。持っていない場合、素直にiPhoneやiPadに付属のLightning – USBケーブルを利用するのが良いだろう。

 

iOSのバージョンが古い場合でも利用自体は可能

AirPods Proを利用する際は、AirPods Proのサポートに対応したiOS 13.2で利用するのが良いのだが、古いバージョンでも利用自体は可能だ。再生コントロールやノイズコントロールの切り替えは問題なく利用できる。
しかし、画面表示に関してはサポートしていない部分もあるので、分かりにくいところがある。音で状態を判断できるが慣れが必要だろう。上でも書いたが、ノイズコントロールの切り替え時に変わる音を覚えた方が良いだろう。

どうしてもバージョンアップできない理由がある人以外は、iOS 13.2に更新した方が快適に利用できる。


左:iOS 13.1.2、右:iOS 12.4。OSのバージョンによるものなのか、AirPods ProのBluetoothの設定画面が異なる。12.4の方が便利そうに見える。なお「イヤーチップ装着状態テスト」は利用できない

なお、AirPods Proの名前が「〇〇(自分の名前など)のAirPods Pro」となってしまい、名前の部分を消しても再接続したりすると元に戻ってしまうのは不具合なのだろうか。

 


コントロールセンターからの表示も異なる。ノイズコントロールが「フォーカス」や人のアイコンが青く表示されたりされなかったりで、状態がいまいち分かりにくい

 

Androidでも利用可能

Android端末でも利用可能な事を確認している。Xperia 1とXperia XZ2 Premiumで確認している。

ただ、こちらもスマートフォンからの画面表示はほぼ対応していないので、音で覚える必要がある。

 

落下防止ストラップは以前のAirPods用の物を流用可能〜操作には一部支障が出るが、操作自体は可能

今回のAirPods Proは形状が大きく変わったので、充電ケースに着けるケースはもちろん利用できない。
だが、商品にもよるものの、100円ショップで購入した落下防止のストラップは以前のAirPods用の物が流用できた。


黒もあった。家電量販店などでは同じような商品が1,000円前後で販売していたりする

ただ、ステム部分はProの方が若干細くなったのか、抜けやすいという事はないが、以前のAirPodsに比べ緩くなった印象だ。もちろんここも商品によって異なるだろう。

さて、AirPods Proでストラップをステム部分に着けたら操作ができないのではないかと思う人もいるだろう。それは正解ではあるのだが、操作できない事はない。

これまた商品によるが、操作部分が見えるくらいには装着すると操作は可能だ。ストラップの素材がシリコンなら上から押しても操作はできる。


シリコン部分を避けて押しても良いし、上から押しても認識した(あくまで自分が持っている物ではだが)

 

ケースはワイヤレス充電も可能

AirPods Proのケースはワイヤレス充電に対応する。なお、AirPods Proでは第2世代のAirPodsのようにワイヤレス充電非対応版はラインナップにない。
先日Pixel Standを購入したので試してみたところ充電自体はできた。はじめにAirPods Proのケースが赤く点灯してしばらくすると消え、同様にPixel Standのランプも白く点灯してしばらくして消える。
ただ、Pixdl Standでは何故か充電がとても遅い。スマートフォン以外のものだと遅いのか、使っているケーブルが影響しているのだろうか。
なお、横に立てかけると高さが足りないのか認識しないので、縦に置く必要があった。

 

最後にWF-1000XM3と以前のAirPodsとの比較。


WF-1000XM3のケースが異様に大きく見える

AirPods Proをケースから取り出すコツとしては、蓋の窪み側から手前に引き上げるように取り出せばスムーズに取れるはずだ。

 


AirPods ProはAirPodsより横幅が広がりステム部分が短くなった。WF-1000XM3は買い物の時に一旦外して手に持っていると手への収まりが悪い形状だ

 

その他、気付いた点があればまた追加したい。

AirPods Proは以下でも購入できるが、在庫は取り寄せ中になっている場合がある(11/1(金)時点)。

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