auからPixelシリーズ初登場のPixel 5はキャリアメール/+メッセージ/故障紛失サポートにも対応している事を確認
先日発表されたGoogleのPixel 4a(5G)とPixel 5において、auでもPixel 5が取り扱われると案内された。
・au、「Google Pixel 5」を10月15日から発売|KDDI
発売は10/15(木)で予約も既に開始されているが、機種代金はまだ案内されていない。
また、購入後キャンペーンサイトで応募すると、au PAYなどで利用できる5,000円 (不課税) をキャッシュバックする「Google Pixel 5 購入キャンペーン」も実施される事も案内している。
auではこれまで取り扱いがなかったが、扱うからにはそれなりに力を入れているのだろうか。
更に機種紹介ページのスペックを見てみると、キャリアメールであるauメールや+メッセージ、故障紛失サポートの対応も既に案内されていた。
どこかのキャリアと違って発売前からしっかり対応しているのは好印象だ(案内だけしておいて対応は後日の可能性もあるかもしれないが)。
Pixelは他のAndroidの様にキャリアの手がほぼ加えられていない(はず)なので後追いになると思っていたが、Playストアからダウンロードすれば利用できるようだ(au販売のAndroidはキャリア関連のアプリはau Marketアプリからダウンロードするようになっていたはずだ)。
一部にはキャリアアプリなんかいらないという人もいるだろうが、家族との連絡などでまだまだキャリアメールを利用している人もいるのではないかと思われるので、対応している事に越した事はないだろう。
ただ、メールの仕様などが他のauのAndroidと同一かはしっかり確認しておく必要がある。
ドコモの場合、Pixelシリーズはドコモメールアプリが発売後しばらくしてから対応したが、リアルタイム受信でなく15分毎の受信となる(今もそうだと思われるが、改善されていたら申し訳ない)。
また、故障などの補償サービスがあるのもキャリア版のメリットではないだろうか。
ドコモの場合、Pixelだといくつかある補償サービスの機能が一部非対応だった記憶があるが、auはどうなのだろうか。
この辺りがしっかり対応していれば、Pixelも勧め安くなるのではないだろうか。
とはいえ、個人的にはPixelはまだまだ「分かっている人」が使う機種という印象が拭いきれない。Googleはカメラをアピールするなど、先代のNexusシリーズのようなリファレンスモデルという位置付けから、みんなに使ってもらうスマートフォンに方向転換しており、以前のモデルでは本体を握ってアシスタント呼び出しや、レーダーを使ったジェスチャー操作など独自操作や体験にも意欲的ではあったが。
Googleが直接手掛けたスマートフォンなので、OSのアップデートも他メーカーよりも速く、サポートも他のAndroidに比べて長い。これがGoogleが作ったスマートフォンに興味のある人の多くが求めているものだと思われる。
しかしそれが災いし、無闇やたらにアップデートしてしまうと、これまで利用していたアプリがしばらく利用不可になったりもする。
最近Android 11が配信されたが、配信直後は某国民的RPGの位置情報ゲームが非対応だったりもした(現在は解決されていると思うが)。
Pixel 3の時もAndroid 10にバージョンアップしてしまうと、ドコモのd払いアプリがしばらく利用できない事があった。
メインで利用するという人は慎重にアップデートする必要があるだろう。
逆にサブ機や最新OS検証用目的の場合なら好き勝手できる。自分もPixelシリーズは数機種持っているがメインで使ってはいない。
上でも書いたが、キャリアが手を入れられないという事も少なからず影響していると思われるので、ある程度キャリアサービスも必要だという人は他の機種をお勧めする。今後もどのような事が起こるか分からない。
そのため、SIMフリースマホなどでもそうだが、まだまだ自分である程度解決できる知識が求められるように思う(または詳しい人にすぐ聞ける環境があるなど)。
もちろん分かっている人は良いのだ。
Pixelという機種もニュースなどで報道されるようになったが、一般の人はiPhone、Xperia、AQUOSなどよりはまだまだ聞き慣れないのではないだろうか。
これまでドコモやソフトバンクが取り扱ってきた流れを組むと、auショップや取扱店にもPixelの専用展示エリアが設けられと予想され、店舗によってはそれなりに存在感を示すかもしれないが、まだまだ道は険しいと思われる。