【メモ】12/27(水)の割引規制改正以降、機種変更の割引がなくなっていないか？

2023年の12/27(水)以降に電気通信事業法の改正により、割引規制がめでたく？改正された。

・【メモ】12/27(水)よりスマホの割引が改正、最大4万円引きに〜キャリアの早期の抜け穴発見に期待

そこで、1週間と少し過ぎた辺りの感想としては、やはりこれまで実質1円/月(総額23円/24円/47円)だった機種は軒並み値上げとなっている。

しかし、中にはこれまでの2年から1年で機種返却した事にして毎月1円継続、または通常機種代金を値下げして少ない割引でも毎月1円(2円)を継続している場合もある。

とはいえ、案内を見ていると、MNPや22歳以下新規の場合しか記載がないものが増えた印象だ。
これまでなら端末単体購入の場合の案内もその下にある場合が多かったのだが、それもほぼなくなってしまった。

以前はそれなりの金額の機種を一括特価として安く売りたい場合、「店舗独自割引」や「機種購入特典」などの名称で、端末のみ購入も含めた全ての購入方法で適用されるような割引も使わないと、安くできなかった。回線契約を伴う割引が2万円までだったからだ。

なので、端末のみ購入や機種変更でもいくらか割引の恩恵を受けられた(キャリアの公式キャンペーンとは別に)。もちろんauを例に挙げると、現在も5G機種変更おトク割という5,500円程の割引キャンペーンを公式で展開しているが、ここで言う機種変更の割引はもっと大きいものだ。

それが、回線契約を伴う割引と端末のみ購入も含めた誰でも対象の割引含めて原則4万円までとなってしまった事で、現時点では全てMNPや22歳以下に注ぎ込まれてしまっている様な状況だ。

案内はMNPや22歳以下新規しか記載がない。端末のみ購入はもちろん、機種変更の場合の記載はない

以下、12/26(火)までの案内。端末のみ購入の案内しかなくても機種変更での価格や割引額もある程度想像できたはずだ。

もちろん端末のみ購入にも割引はない。まあ、転売防止の目的もある今回の割引規制なので、こちらは妥当だろう。
きっと店舗側も単体で買われても旨味はあまりないはずだ。

しかし、しかし機種変更でも割引を見なくなってしまったのは残念で仕方ない。

一体、誰がこんな状況にしたのだろうか。かつて総務省に通報などした人は、端末単体購入にしか目が行かなかったのか。売る事しか考えてなかった人間はともかく、機種変更は検討の余地なしだったのか。
俗に言う在庫隠しに腹が立ち、頭が一杯になっていたのだろうか。

通報した所で単体購入がしやすくなる未来が待っているかと思っていたのだろうか。
じゃあ規制しますの方向になるに決まっているだろう。

それとも、これが望んだ未来だったのか。

機種変更なんぞ、キャリア側からしたら客が毎月払う利用料金も変わらないため、値引きした所で美味しくも何ともないと思われたりもしているのだろう。
だが、それでも以前のルールではそれなりの割引を受けられていた。

MNPや新規なら、新たに自分のキャリアに月額料金数千円を毎月払ってくれる新しい客ができるので、そりゃキャリアも店側も大幅な割引や優遇もするだろう。

別に大手キャリアでの利用に特に文句はなく、自分の料金が他人の割引に使われていてもそこまで大きな怒りまでは感じない(自分も恩恵を受けるため)、何が何でも端末はSIMフリー、国内全ての周波数が対応していないと気が済まないというこだわりは特にない自分としては、余計な事をしてくれたとしか思えない。

キャリアは以前の様に早く抜け道を見つけるか、改正でまずはせめて4Gから5Gの機種変更(契約変更)に関しては割引上限緩和策をするなどしてもらいたい所だ。
本当はもう総務省や自称有識者に口出しして貰わないのが一番であるが。

以前は少しあった長期契約特典に関しても、あれば嬉しいが、(いまだ効果は見られない)競争促進の観点から総務省が禁止にしてしまった(某サイトのコメント欄ではキャリアは長期割引しろと書いている人が度々いるが、それを禁止したのは政府主導の値下げの際に絶賛していた人たちが支持していた相手なのは忘れてはならない)。
中には割引は月々の料金からすれば良いという、これまでの経緯がよく分かっていない人もいたりする。

結局、通信と端末の分離は移動体通信においてはほぼ不可能で、そうする事で薔薇色の未来が待っている訳でもないと思うのが個人的な認識なのだが、この部分は今回長々書いても仕方ないので割愛する。