1画面辺り27,720円、SDM855搭載で一括5万円台、ソフトバンクから発売の2画面ハイエンドスマホ、LG G8X ThinQの実機をちょっと見てきた
ソフトバンクから発売される、Snapdragon 855搭載でディスプレイ付ケース付属で一括55,440円と、一部で密かな盛り上がりを見せる2画面スマホのLG G8X ThinQの実機が展示されていたのでちょっと見てきた。
展示はディスプレイ付きのケースが装着された状態での展示となっている。
以下、写真。
ディスプレイは本体もケースのディスプレイも、6.4インチのフルHD+(2,340×1,080)の有機ELディスプレイとなる。
ケースは折りたたむと画面が隠れる点がこれまであったいくつかの2画面スマホと異なる。ケータイでおなじみのサブディスプレイを備える
背面
本体なしのケース。ケースと本体との接続はUSB Type-Cとなる。ケース自体にバッテリーは搭載されていないとの事
本体自体のバッテリーは4,000mAhと大容量だ。
ケースは360度回転できるのが特徴で両面ディスプレイ側の状態でも折りたためる。その時外側のカメラが隠れてしまう
ケース装着状態のモックもあるので、そちらでケースを外した状態も確認できる。
ケースなし状態。一般的なハイエンドスマホとして利用も可能だ
2画面利用でポケモンGOとドラゴンクエストウォークなど、2つのゲームが同時利用できるのも特徴だ。
少し実機を触ってみたところ、2画面操作に関する操作に若干戸惑った。画面端にある2画面操作ボタンをタップすると2画面に関するメニューが表示される。
赤丸部分をタップするとメニューが出てくる。画面の入れ替えも可能だ
ただ、2画面をタブレットのようにフルスクリーンで表示するモード(ワイドモード)は限られているようで、ChromeとWhale Browserのみとなるようだ。
※追記
Whale Browserがホームのエンタメフォルダに入っている
Whale Browserでは2画面別起動が可能でYouTubeが2つ再生できる
通知は一方の画面で降りている時にもう片方の画面の通知を降ろすと、最初の画面に通知は戻ってしまうが、両画面同時に降ろす事もできる
ワイドモード時に気になった点として、ホームボタンが丁度折りたたみ部の中央にきてしまい、表示が不格好になってしまっている。
しかし赤丸部分をタップすれば反応するので利用には問題ない。とはいえもう少し何とかならなかったのだろうか。
※追記
ナビゲーションキーが3ボタンと2ボタンを画面毎に設定できるようだ
また、イヤホンジャックも備える。
しかしこちらもケース装着時ではイヤホン端子まで距離ができてしまうので、プラグ形状によっては利用するイヤホンによっては支障が出そうだ。
少しわかりにくいが純正バッテリーケースを装着したiPhone 6sの時もこのような感じであった
また、海外メーカーながらフルセグにも対応するが、視聴にはイヤホンケーブルが必要となる。
Snapdragon 855とハイエンドチップ搭載でストレージ64GB、メモリは6GBとXperia 1や5と同等だ。ストレージはできれば128GB欲しかったが、スペックの割には機種代金55,440円と破格の安さとなっているので文句を付けても仕方ないだろう(最大512GBのメモリーカードには対応)。
最近発売された他社の折りたたみスマホの5分の1程の価格になっているのは驚きだ。
本機のディスプレイ付きケースは本体と同梱となるため、1画面辺り27,720円とも言えるかもしれない(ケースに通信機能はないので実際は10,000円〜20,000円くらいだろうか)。
トクするサポートも利用できる。その場合、次回機種変更時に本機の回収が必須となるので注意したい。
カタログも既に配布されている。
ディスプレイ付ケースの他、ACアダプタが付属するようだ。記載はないがフルセグ/ワンセグにも対応するのでイヤホンジャックに挿すイヤホンケーブルも付属するのではないだろうか。
他にもディスプレイ内指紋認証、FeliCa、デュアルカメラ、防水防塵(本体のみ)、MIL規格準拠の耐衝撃(本体のみ)にも対応する。
機能や仕様の詳細は以下。型番は901LGというようだ。
今回少し触ったのは主に2画面に関する部分だけだが、どのアプリが2画面表示のどのような表示方法に対応しているかまではきちんと把握できなかった。何ができて何ができないのか理解したり、操作方法を覚えるのに、最初は少し時間がかかるかもしれない。
ケース側でYouTube、本体側でマルチウィンドウで3アプリは起動できる事は確認できた。また、横画面の表示も可能となる(上下で別アプリ表示も可能)。
ただ、本機に関しては、折りたたみ部分の継ぎ目も大きい事から、タブレットのように全画面で表示して使うというよりは、2画面で別々のアプリを起動して使うというスタイルの方が適しているのではないかという事が、以下の記事にも書かれている。
・LG G8X ThinQに見る合理的な2画面化と合体スマホの未来:山根博士の海外スマホよもやま話|Engadget
ただ、ケース付だと重く大きくなる点は注意が必要だ(331gとiPad miniより重くなる)。
以下でメーカー担当者が本機の特徴について語っている。
・2019.11.28・第270回「2画面スマホの新しい可能性。LGエレクトロニクス『LG G8X ThinQ』」|石川温のスマホNo.1メディア
本番組はradikoやポッドキャストなどでも聴取できる。
個人的にはかなり興味のある機種なので、本体のみ購入ができる店舗で購入しようか思っている(しないかもしれないが)。
関連情報は以下。
・【参考】家電量販店でソフトバンクから発売のLG G8X ThinQを回線契約を伴わない予約に行ってみた〜回線契約がないと事前予約は不可に
・【注意】ソフトバンクのLG G8X ThinQはドコモやauの800MHz帯(プラチナバンド)は非対応
また、ソフトバンクではキャンペーンを行っており、対象期間内に購入・応募するとPayPayボーナス5,000円分がプレゼントされる。
・購入期間:発売日〜2020年1月31日まで
・申込期間:発売日〜2020年2月7日まで
PayPayボーナスの付与は2020年3月上旬以降の予定となる。
・「スマホを買ってPayPayもらえちゃうキャンペーン」|PayPay
まだ、PayPayアプリをインストールしていない人はこの機会にインストールしておく事をお勧めする。
Android端末でのPayPayのインストールは以下から。