今回のXperia 1 Ⅵについて思う事

いよいよXperia 1 Ⅵが6/7(金)より順次発売となる。

今回カメラやオーディオ関連は強化され、ディスプレイは最大120Hzの可変リフレッシュレートや輝度が上がったなどはあるが、これまでのXperiaの特徴であったはずの21:9の4K相当の解像度という分かりやすい特徴を失い、本体の横幅も増え、見た目は普通のスマホに成り下がった印象もある。カメラアプリの統合もそうだ。

特にこれまでXperiaを好んで使ってきた人にそう感じる人もいるのではないだろうか。
自分も4Kや21:9マルチウィンドウなどを便利だと思って使ってきた。

ディプレイに関しては、21:9は縦長すぎて苦手、4Kはスマホの小さな画面では無駄で、バッテリーの消費が速いので必要ないといった声もあるようだ。
個人的には21:9だと、上に動画係のアプリ、下にブラウザやSNSアプリなどを表示し、上の画面が16:9となるようにして使うのに非常に便利だった。

また、YouTubeで横画面にしてコメント欄やチャット欄を表示すると、動画の比率が16:9の場合、黒帯がほぼなく、上下いっぱいに表示される点も気に入っていた。
他の機種だとコメント欄やチャット欄を表示すると、上下に黒帯ができる機種がある。自分の持っている19:8に近い比率の機種はそうだった。
もちろん21:9だとコメントなしの通常の画面表示だと左右の黒帯が広くなってしまうが。

 

今回ソニーもクリエイターの意見を反映して、Xperiaだけが行っている仕様を廃止してまで他社が採用しているような解像度と比率を取り入れた。

中には解像度はFHDではなくその上のQHD+(WQHD+とも呼ばれる横1440前後、縦3000前後の解像度)位にしてくれと思った人もいるだろう。自分も20万円程するような、ましてやフラグシップモデルと呼ばれる機種にFHD+止まりはちょっとどうなのかと疑問が残る。

ただ、Xperiaで初めて4K相当のディスプレイを載せたZ5 Premiumの頃から、開発者インタビューでQHDはコンテンツ視聴に向かないという考え方を持っていたようなので、それは今も変わっていないという事だろうか。

また、Xperiaでは他社が18:9のディスプレイを採用しだした頃も、コンテンツがないという理由で採用が消極的だった時期もある(XZ2で採用したが)。
ソニーはソニーで映像コンテンツを所有しているため、4K(Xperiaはあくまで4K相当だが)かFHDの方が都合が良いのだろうか。

 

画面比率にしても、昨今のSNSの1:1写真や少し縦長のショート動画などでは21:9だと上下が大きく余ってしまう事になっていたため、一般的な比率を採用したとの事だ。
今回の19.5:9では、横幅もある程度広くなり、これまでより大きく表示されるだろう。横画面にした時も同様だ。

 

思い切って16:9のディスプレイを採用すればとも思ったが、今更そういう訳にはいかなかったのだろう。かつてXZ2 Premiumが5.8インチで16:9だったが、本体重量も相まって幅広で持ちにくかった。

今回採用した比率や解像度は、これまでXperiaの5/10シリーズを使っていて、Xperiaは好きだが実は縦長が苦手だった人や、他社からの場合、ハイエンドモデルを使っていたが、ProやPlusやMaxやUltraと呼ばれるような、各社のフラグシップではなく、解像度がFHD+止まりであったり、カメラが2眼または3眼辺りで望遠はやや弱い機種を使っていたなどには良いかもしれない。

ただし、値段は他社のフラグシップとあまり変わらない点は注意したい。20万円前後だ。他社だと6インチ後半のQHD+解像度でカメラも4眼や5眼(センサー含む)などになってくる機種もある。数字上のスペックは豪華に見える。
そんな人がステップアップにと、今回のXperiaを選択するかどうかは未知数だ。

ネットではディスプレイ周りの変更で一般層にも勧めやすくなったという言葉も見られたが、そもそも一般層はスマホに20万円も出さないだろう。

余程こだわりのある層、例えば、microSDやイヤホンジャック対応、(正確ではないが)国内・国産メーカーという響きに喜びを感じる人たちなら買ってくれるかもしれない。

なお、対応するmicroSDの容量は、これまでの1TBから1.5TBに拡大しているが、追加で買うと結構な出費となるのではないだろうか(現在の大容量クラスの相場は知らないのではっきりした事は言えないが)。

もちろん今後キャリア版が大きく値下げや割引をすれば、買う人も増える可能性はある。
Xperiaはそれなりに値引きすると売れる印象だ。本当は欲しかったが高くて手が出なかったのか、少々の事には目を瞑れるようになるからなのだろうか。

 

今回の変更が売れ行きにどの程度影響するかは自分にはよく分からないが、自分の様な、これまでのXperiaのディスプレイを気に入って使っていた人や、気に入りそうな層へのアプローチに限界が来たという事なのだろう。

より一般的なものにして普通にした方が、この割引が厳しいご時世、キャリアにも受けが良くなり、他社からのユーザーも取れるようになるのかもしれないという事だろう。

ただ、それなら価格がもうちょっとどうにかならなかったのかが、残念だ。

 

また脱線するが、同時に発表された10 Ⅵではこれまでの21:9の比率が採用されている。
こちらを使っている人は、今回1 Ⅵで行った不満の声はなかったという事なのだろうか。ソニーが声を聞いたというクリエイターの声で変えたディスプレイ比率を、ハイエンドモデルに興味のないファンが視聴の際に同じ比率であった方が良かったのではないだろうか。
ややチグハグな印象を受ける。

ソニー側の説明としては、Xperia 10シリーズは女性が多いため、横幅はそのままにしたという。

 

話を戻すが、あくまでネットの一部の声を見聞きすると、そんなに21:9の4Kが嫌いだったのかと驚かされるが、果たしてどうなるのだろうか。

 

Xperia 1 Ⅵ(XQ-EC44)|ソニーストア

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