auのXperia 8をSIMロック解除したので利用可能な周波数帯を確認してみた〜他社のプラチナバンドには非対応、実利用はやや厳しめか
シリーズの中では機種代金も比較的安く、3Gからの機種変更やMNPで一括0円や機種変更でも16,500円割引で買いやすくなっているXperia 8 SOV42だが、自分も年明けに購入したので、取り敢えずSIMロック解除を行ってみた。
auのXperiaの場合、ドコモやソフトバンクのようにSIMロック解除時にSIMロック解除コードの入力は必要ない。ただし、SIMカードのステータス更新が必要になるので、それを行わないと他社のSIMカードを利用できないので注意したい。
以前にもその辺りは紹介している。
・オンラインのMy auからAndroidスマートフォン(Xperia XZ2 Premium)のSIMロック解除を行ってみた〜解除後はSIMカードのステータス更新が必要、解除手続きは受付時間あり
そして、Xreria 8の対応周波数は以下。
auの通信環境では利用できないが、3G(W-CDMA)が2GHz帯のみ対応しているので、理屈の上ではドコモとソフトバンクの3Gで利用できる事となる(実際に利用できるかは要確認)。Xperia XZ3は900MHz帯域も対応している。
そして4G LTEだが、ハイエンドのXperia 1/5と比べて対応周波数の数が少ない。auでも利用している1.5GHz帯と3.5GHz帯には対応していない。
価格が安い理由はこのような点にも現れているのだろうか。
そして、本機に限った事ではないが、ドコモやソフトバンクのいわゆるプラチナバンド(バンド19の800MHz帯/900MHz帯)には非対応となっている。
電波が届きやすいとされているプラチナバンドが対応していないという事は、少なくともそれぞれのキャリアで販売している機種と同等の通信環境は確保されない。
なので、それらのキャリアやMVNOのSIMカードを挿しての利用はやや厳しい可能性がある。ドコモの場合だと2GHz帯と1.7GHz帯があれば東名阪エリアはそれなりに大丈夫な感もあるが、地方郊外や、都市部であっても建物の中などは繋がりにくい可能性がある。
その辺りが飲み込めるのであれば、他社SIMの利用も良いとは思うが、SIMロック解除して、SIMカードを挿してAPN設定を行えば、ドコモやソフトバンクなどが販売している機種と同等の周波数帯やエリアで利用できると思っている場合、注意が必要だ。
ちなみに楽天モバイルの自社回線には周波数的には対応しているが(1.7GHz帯とローミングエリアのバンド18の800MHz帯)、実際に利用できるかは確認が必要だ。