【メモ】ソフトバンクが分割払い(48回払い)の前後半24回の支配い金額を変更、実質24円機種は以前より割高になる場合も

先日、ソフトバンクのXiaomi 12T Proの特価案内を紹介した際に気付いたのだが、ソフトバンクが分割払いの場合の毎月の支払い金額を変更している事を確認した。

 

ヨドバシカメラでもXiaomi 12T ProがMNPと22歳以下新規で後日機種返却で実質24円〜機種変更でも実質2.2万円

ソフトバンクショップでXiaomi 12T ProがMNPと22歳以下新規で後日機種返却で実質24円〜返却なしでも最大4.2万円引き

イオンでソフトバンクのXiaomi 12T ProがMNPと22歳以下新規で後日機種返却で実質24円〜返却なしでも最大4.2万円引き

 

48回払いの場合、1回〜24回までと25回〜48回までで、毎月の支払い金額が異なるようになっている。
Xiaomi 12T Proの場合は機種代金総額143,280円で、


・1回~24回:1,780円/月

・25回~48回:5,040円/月

 


となっている。

 

その他、ソフトバンクのホームページで確認してみた。以前、実質24円で案内されていた実績のある機種を中心に抜粋。
以下、一例。


◆iPhone 14 128GB(140,400円)

・1回~24回:3,025円/月
・25回~48回:2,825円/月

 

◆iPhone 14 Pro 128GB(175,680円)

・1回~24回:3,790円/月
・25回~48回:2,825円/月

 

◆iPhone 13 128GB(138,240円)

・1回~24回:1,780円/月
・25回~48回:3,980円/月

 

◆iPhone SE(第3世代) 64GB(73,440円)

・1回~24回:917円/月
・25回~48回:2,143円/月

 

◆iPhone 12 64GB(111,600)

・1回~24回:1,337円/月
・25回~48回:3,313円/月



◆Google Pixel 7 128GB(88,560円)

・1回~24回:1,337円/月
・25回~48回:2,353円/月

 

◆Google Pixel 6a (67,680円)

・1回~24回:917円/月
・25回~48回:1,903円/月

 

◆Xperia 5 IV (147,600円)

・1回~24回:3,205円/月
・25回~48回:2,945円/月

 

◆Xperia 10 IV (74,880円)

・1回~24回:917円/月
・25回~48回:2,203円/月

 

◆AQUOS R7(189,360円)

・1回~24回:4,350円/月
・25回~48回:3,540円/月

 

◆AQUOS sense7 plus(69,840円)

・1回~24回:917円/月
・25回~48回:1,993円/月

 

◆AQUOS zero6(74,880円)

・1回~24回:917円/月
・25回~48回:2,203円/月

 

◆AQUOS R6(133,920円)

・1回~24回:1,337円/月
・25回~48回:4,243円/月




◆LEITZ PHONE 2

・1回~24回:1,337円/月
・25回~48回:4,243円/月

 

◆LEITZ PHONE 2(225,360円)

・1回~24回:4,350円/月
・25回~48回:5,040円/月

 

◆LEITZ PHONE 1(187,920円)

・1回~24回:2,370円/月
・25回~48回:5,460円/月

 

製品情報|ソフトバンク

 


ソフトバンクではこれまで後日機種返却で最大半額となる新トクするサポートを提供してきており、分割払いの毎月の支払い金額も同一で、25ヶ月目に特典利用を申し込み、翌月末までに機種返却すると、半額分が支払い免除となっていた(はずだ)。

今回名称そのままで内容変更されたが、大きく案内されていない様な気がする(自分が気付かなかっただけかもしれないが)。

 

そこで、48回分割払いで前半24回と後半24回で支払い金額が変わってくるとなると、少々問題が出てくるのではないだろうか。
例えば、Xiaomi 12T Proの様に、前半24回の支払いが後半24回より安い機種で、後日機種返却で実質24円で案内されている場合、返却が遅れる人や、そもそも返却する予定がない人は、以前より割高になってしまう。
もちろんきっちり25ヶ月目に特典利用を申し込んで、翌月末までに機種返却する人には関係ないだろう。

実質24円の割引の内訳として、前半24回の支払い金額が毎月1円(1円×24回)になれば良いわけなので、元々前半24回の支払い金額が安く設定されている機種であれば、店頭(代理店?)が割引する金額も低くて済む。
一方、機種回収する際の金額はその分高くなるが(その分査定などが厳しくなったりするのだろうか)。




なお、返却時に査定条件を満たさないと、22,000円の追加支払いが必要となる(キャリアの下取りだと余程の破損や汚れがなければ満額買取だとは思うのだが)。

 

Xiaomi 12T Proの場合、前半24回は毎月4,350円なので、MNPと22歳以下の場合42,696円(▲20,712円+契約割引▲21,984円)の割引となるが、これが以前だと、通常機種代金は143,280円で、48回払いだと毎月2,985円と同一金額なので、前半24回を実質24円(1円/24回)にするには、71,616円(▲49,632円+契約割引▲21,984円)の割引が必要だった。

 

 

ちなみに特価案内されている場合が多いiPhone 13/SE、Pixel 6a/Xperia 10 Ⅳなどは、前半24回の毎月の支払い金額は1,000円を切っている場合が多い。
特価で売りたい機種は意図的に前半は安い価格を設定している可能性はある。

その気になれば、割引なしで売る場合も前半24回は1円にして、後半24回の金額を高く設定すれば、実質24円の案内も可能になるのではないだろうか(この場合、機種変更や端末のみでも安く買えるので、ハイエンドモデルだと現実的ではないかもしれないが)。

 

機種返却が遅れる場合も25回目以降は支払いが割高に、返却予定がない人も前半24回の支払い金額が安いと、以前より適用される割引も低いので、これまでの機種代金の半額近い割引は受けられなくなる。




ただ、Xperia 5 Ⅳの様に、後半24回の方が支払い金額が安い機種もある。その様な機種が特価扱いになる場合、機種返却しなくても以前より安くなるだろう。
しかし、特価扱いにする際に前半後半の金額が変更される可能性もある(そんな事が可能なのかは不明だが)。

 

なお、一括特価に関しては特に変更はなさそうだ。
今回影響を受けるのは、主に後日機種回収で実質24円で案内されている機種だ。

 

思えば、端末単体購入分での割引を適用させて、これまで割引規制によって決められた22,000円の上限を突破させたのもソフトバンクが最初だった記憶があるので、賢い事をするのはソフトバンクからなのだろうか。

契約者が綺麗に使って、然るべきタイミングで返却すればソフトバンク側が下取りする価格は以前より上がってしまうが、返し忘れや遅れなどあると、支払いが増える事になり、ソフトバンク側にも以前より高めの料金が入ってくる事だろう。

 

KDDIの事務手数料の値上げやミニプラン開始の時と同様、料金値下げなどで減った分を少しでも取り戻そうとしているのかと穿った見方をしてしまいそうである。
もちろん単に円安や物価高騰の影響もあったりするのかもしれない。

 

他社の返却プログラムは、以前は機種代金の36回払いで12回分の支払いが不要になるような内容であったが、現在では残価プログラムとなっている。早期返却で更なる割引も受けられる場合もある。

 

 

 

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