実機展示が始まったXperia 1 ⅥのSIMフリーモデルを少し見てきたので紹介
5/22(水)よりソニーストアにおいてXperia 1 ⅥのSIMフリーモデル(XQ-EC44)の先行展示が開始されたので、少し見てきた。
短時間での確認であったので、簡単ではあるが紹介したい。
なお、同日より既に予約が開始されている。
・ソニーがXperia 1 ⅥがSIMフリーモデルを6/21(金)以降に発売、望遠ズーム強化/複数メモリ展開/特別色/カメラアプリ統合/サポート期間明示/21:9の4K廃止など〜キャッシュバックCPも
・Xperia 1 Ⅵ(XQ-EC44)|ソニーストア
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メモリ16GB/ストレージ512GBは8/23(金)発売、それ以外の構成(2モデル)は6/21(金)発売となる。発売日が遅いモデルもあるが、5/22(水)より全モデル予約可能となっている。
支払いも、分割払いや1年残価プログラムも選択できる。
なお、ソニーストアで見てきたと書いたが、既に一部家電量販店においても実機展示があったので、わざわざソニーストアまで行く必要はなかったりする。
まずは外観の写真。
左が1 Ⅵ、右が1 Ⅴ
左が1 Ⅳ、右が1 Ⅵ
今回より画面比率が変更になった事で本体サイズにも違いが出ているが、側面にライン(溝)の入った加工、背面がテクスチャー加工(ギザギザしている)は1 Ⅴと変わらない。なお、1 Ⅳではツルンとしていた。
本体側面のシャッターボタンは少し大きくなっている。
画面も引き続き、完全フラットだ。どこかのメーカーの様に湾曲とは無縁だ。ちなみにiPhone 15やPixel 8もフラットではない。微妙に曲がっている。
今回SIMフリー特別色にカーキグリーンとスカーレットがある。カーキグリーンは1 Ⅴでもあったが、スカーレットは今回より新たに登場した。
どことなく、かつてドコモで発売されたXperia XZ Premiumのロッソを彷彿とさせる(自分もXZ Premiumはシルバーを買ったが、ロッソは少し遅れての発売だった)。
以下、スカーレットの写真。
カメラのレンズは1 Ⅴの時と異なり、微妙に奥に配置されている。すり鉢状と表現されていたりする。
また、カメラ周りのパーツはプラチナシルバー以外、本体とほぼ同色となっている。1 Ⅴはカラー問わず黒だった。
ここからはソフト面を見ていきたい。なお、展示されている実機は、カーキグリーンしかなかった。24(金)からソニーストアで始まる体験イベントでは、実機展示されるカラーがもっと増えると思われる。
SIMフリーモデルなので、デバイス名はXQ-EC44だ。
展示機のアプリ一覧。
画面比率の変更で恩恵を受けるだろうTikTokや、同じグループのソニー銀行アプリも入っているようだ。
カメラアプリは1つに統合されているのも今回の大きな変化の1つだ。
実機は、ストレージは256GB中30GB使用、メモリは12GB中6.1GB使用中だった。
今回より通知のクイック設定パネルのデザインが変更されている。これまではAndroid標準の楕円の形状だったが、タイル型となっている。これまで横に2つしか並んでいなかったが、4つ並べられるようになっている。1回のスワイプで通知を降ろすと、もう1段表示されており、計8個だ。1 Ⅴでは計4個しか表示されない。
アップデートで以前の機種も変更されるのか気になる所だ。
なお、使い勝手は変わっていないようで、「インターネット」は、タップしてもワンタッチでオンオフできる訳ではなかった。気の利くメーカーだと「Wi-Fi」のパネルを用意してくれて、ワンタッチでオンオフ可能だったりする。
そして、カメラアプリの統合と同じく最大の変更点の1つでもでもあるディスプレイであるが、「画面設定」に関しては特に大きく変わっていない。クリエイターモードも引き続き搭載されている。
今回より21:9の4K相当の解像度から19.5:5のFHD+となっているのは既にご存知の人も多いだろう。
今回より搭載のサンライトビジョンやPowered by BRAVIAに関しては、設定でオンオフなどあるのかと思ったが、見つけられなかった。
その辺りの設定はどこかにあるのか、それとも勝手に行ってくれるものなのだろうか。
屋内で利用したため、十分周りも明るいのだが、動画を見てみると、それでも輝度は明るくなった感じがした。YouTubeアプリでもHDR再生も可能だった。1080pより上の1440pや2160pも選択可能だった。今回のディスプレイの解像度だとあまり意味はないと思うが。
※YouTubeの画質選択画面と横画面時コメント表示時の画像追加(5/27(月))
ディスプレイの比率や解像度の変更だけでなく、パネルも変更された事で、Xperiaでも1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応した。
オンにすると消費電力が上がると書かれているが、これまでは120Hz固定だったので、可変となる事で、バッテリーの節約にも貢献するのではないかと思われる。
とはいえ、他社の可変リフレッシュレート対応機種が全てバッテリーの持ちが良いとは聞いた事はないので、解像度やチップセットや発熱や消費電力対策などの影響もあると思われる。
一概にリフレッシュレートが可変だからという理由で期待するのは禁物な気もする。
展示機ではここがオフになっている場合もあるので、気付かずに触って、さすが可変リフレッシュレートは違うな等と言ってしまうと赤っ恥となるので、必ず事前に確認しておきたい。
オーディオ関連の設定に関しても1 Ⅴよりグラフィカルな案内となっている。
なお、スピーカーに関しては試していないが、さらに良くなっているようだ。
また、今回より長らく続いたダイナミックバイブレーションが廃止となった(はずだ)。「音設定」からは見つからなかった。
2018年のXperia XZ2から搭載されていたと記憶しているが、個人的にはいつもオフにしていた。
カメラアプリも統合されている。モード切り替えなどの使い勝手がどこかのメーカーで見た事のあるような感じになっている部分もあるので、とっつき易くなった人もいるのではないだろうか。もちろん、これまでの3つに分かれていたアプリの方が細かく設定できて良かっという人もいるだろう。ディスプレイ部分に続き、不満に思う人もいるかもしれない。
ただ、少し難しすぎたのではないかと思っている。自分もよく分からなかったので、フォトプロやビデオプロを使っていても、撮影サイズやフレームレートなどは変更するが、ほぼオートで撮影している事がほとんどだった。
望遠光学ズームレンズは最大7.1倍まで対応している。1 Ⅴより撮影可能範囲が広がった。
今回より、5 Ⅴ同様、2倍ズームは4800万画素からの切り出しとなり、 光学2倍相当で画質劣化の少ないズームとなっている。1 Ⅴでは対応してくれないのだろうか。
1 Ⅴにはなかった2倍ボタンもある。倍率ボタン横にスライドでズームの変更ができなかった(開発中のものだったからだろうか)
今回注目の望遠レンズのテレマクロ機能であるが、少々コツが必要だ。
上記の説明の様に、カメラ設定のその他からテレマクロを選択し、スライダーで手動で調節する必要がある。
この機能自体、少し探しにくい場所にあるのもやや難点だ。
Xperiaでは商品レビューモードも用意されており、フォーカスを中央に合わせ、紹介したい商品に当たるようになっている。
SIMフリーモデルはシャッター音もオフにできる。ただ、自分もSIMフリーモデルのXperiaを使っていると、音が出ないと、本当に撮れているか少し不安になる部分もある。
※フレームレート自動調整、手ブレ補正設定画面も追加(5/27(月))
さて、ここからはこれまで21:9のディスプレイを気に入ってXperia 1から使い続けてきた自分にとって、不満な部分を紹介したい。
まずはマルチウィンドウだ。
今回も他社よりも比率調整が柔軟に行える事にはホッとしたが、これまでにには見られなかった(少なくとも自分が買ったXperiaでは)分割線のある側の両角が丸くなってしまった。これはPixelやAQUOSでもAndroid 13や14にするとこの様になっていたので、OS標準なのかもしれないが、無駄な隙間があり、見栄えもやや悪い気がする。テキストだらけの内容を表示すると少し影響が出るかもしれない。
今後のアップデートで以前の機種にも反映されない事を願いたい。
さらに、横画面はより改悪されていた。
これまで縦画面同様、横画面でマルチウィンドウでも比率調整が柔軟に行えたXperia 1シリーズだが、横画面時の比率は固定となってしまった。要は1:1のみとなった。
他社の国内販売のAndroidでも、横画面は比率変更ができない機種が多い。Xperia以外で柔軟にできるのは、自分が確認できている範囲ではGalaxyがある。
他社の折りたたみスマホでは縦でも3段階程しかなく、横では1:1のみという機種もあったりする。
これはかなり残念だ。しかも角丸だ。
展示機はもしかしたらまだ開発中のものかもしれないので、今後対応するのかもしれないが、複数の家電量販店の実機でもできなかった。縦はある程度可能なのに、横は間に合ってないというのも少々不可解なので、もしかしたらこのままかもしれない。
こちらもソフト更新で21:9機種に反映されない事をただただ願いたい。
そして、もう1つがサイドセンスだ。Xperia XZ3から搭載され、Xperia 1シリーズでは1 Ⅱまではディプレイ側面をダブルタップやスワイプで起動できたが、1 Ⅲからは画面内にバー表示という仕様となった。
元々、ケースなどを付けているとダブルタップが認識しない、難しいと言った声もあったようだが、自分もAndroidで2ボタン操作だった時、好んで使っていた。画面を戻る際に、画面下に指を持っていかなくても良い点が良かった。側面を下にスワイプで戻れた(ここは自由に各自機能割り当てできる)。
その後、AndroidでもiPhoneの様なジェスチャー操作が可能になってからも、マルチウィンドウの呼び出しや通知パネルを降ろしたりに割り当てて便利に使っていた(戻るはジェスチャー操作だと画面端スワイプで可能になった)。
それが、今回変化していた。ダブルタップが認識しなくなっていた。その代わり、新たに内側にスワイプする事で、ダッシュボードというものが起動するようになった。
今回よりご丁寧に、スワイプした方向に矢印が出るようになった。写真では←だが、↑や↓も出る。
ダッシュボードでは通知のクイック設定パネルが表示されるようになった。これは便利そうだ。
ただ、このサイドセンスバーを内側に引っ張る操作は、これまでは同じ操作でサイドセンスバーを円状のアイコンにして、画面内の自由な位置に配置できていた(できる事はバー状態の時と変わらない)機能がなくなった事になる。
個人的にはサイドセンスは画面端に付けた状態で使っているのであまり影響はないのだが、内側に引っ張る操作が、ジェスチャー操作を使っている場合だと、戻る操作と干渉してしまう場合がある。
もちろんバーのある位置を避けて戻る操作すれば良いのだが、毎回毎回そうはいかないだろう。
※サイドセンスの設定でバーを「画面内側にフリック」の機能割り当てを「前の画面に戻る(バック操作)」に設定すれば一応解決可能(5/27(月))
ちなみに現在の仕様では、バーの真上から戻る操作しても戻る操作を受け付けてくれる仕様になっており、使い勝手にそれ程影響はない。
サイドセンスの設定画面を細かく確認していないので、もしかしたら変更できるのかもしれないが、個人的には嫌な変更だ。
こちらもソフト更新で過去機種でも反映されないか懸念される。
ただ、これまでの画面端やバーをダブルタップよりは、内側に引っ張って起動する方が楽なのは理にかなっているのではないだろうか。ダブルタップは意外とシビアなのか、失敗する場合もある。
ディスプレイの変更、カメラアプリ統合などをどう見るかは、これまでXperiaをどう評価してきたのかによるのではないだろうか。
既に予約も始まっているので、実際に触ってみて興味のある人は予約してみてはどうだろうか。
なお、SIMフリーモデルの公式の保証サービスは、ソニーストアでの購入のみとなる。
また、ソニーストアではお買い物券も利用できるので、使えうのであれば、いくらか安くなる人もいるだろう。オンラインのストアでもバーコード決済も利用可能なため、d払いやPayPayなどポイントが貯まっていれば、そちらも併用できる。
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また、キャッシュバックキャンペーンも行われている。
エントリーが必須となる。
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今回も本体カラーに合わせた純正カバーが用意されている。「Style Cover with Stand for Xperia 1 VI」だ。価格は4,950円だ。
スタンド代わりになり、1 Ⅴより縦置き、本体と同じテクスチャー加工、横画面撮影時にシャッターボタンが押しやすいグリップの加工なども引き続き対応している。
今回より本体下部に新たにストラップホールが設けられており、リングストラップも同梱される。
ワイヤレスチャージャーで充電する際はカバーを取り外すよう案内されている。
例年通りなら、ソニーストアの他、Amazonや一部キャリアショップ(オンライン含む)や家電量販店でも購入できると思われる。
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※本体とケースの画像追加(5/27(月))
Xperia Streamは非対応となったが、今回もソニーが販売するシューティンググリップとVlog Monitorも利用できる。
・Vlog Monitor(XQZ-IV01)|ソニーストア ※シューティンググリップが必要
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デュアルSIMにも対応しているので、irumo(ドコモ)、ahamo、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、povo、MVNO各社で利用するのも良いのではないだろうか。
eSIMにも対応しており、irumo、ahamo、IIJmio、楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイル、povo、イオンモバイル(auのみ)、nuroモバイル(ドコモ回線のみ)で利用できる。
各社、SIMのみ契約で還元が行われている場合もあるのでチェックしてみると良いだろう。
最新情報や料金プランや端末ラインナップについても以下を参照。
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・UQモバイル ※親子応援割や新料金プラン開始。こちら。SIMのみ契約で還元もあり
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